息子が1歳になった頃から
様々な園で開催されている、園庭開放に出かけ
のびのびと遊ばせてもらいました🌱
そこで出会った、とある園の
園長先生のことばを、大切に心に留めています🤲
その園は、自然活動を大切にしていて
園庭では、様々な種類の野菜やくだものを
先生や園児さんたちの手で育てていました🥕🍅
あるくだものの実が食べ頃を迎えた頃…
園児さんたちが👧「先生、これもう食べられる?」と
質問しに来たそうです。
先生は「これはまだだよ。実が黒から緑になって…
ピンクになって、赤くなったら食べられるんだよ」と
言葉で説明されたそうで
(内容はうろ覚えで…違っているかもしれません🙏)
園児さんたちは「わかった❗️」と
出掛けて行っては
「先生、これはどうかな?食べられる?」
何度も何度も、同じ質問をして来たそうです。
先生は(さっきも同じこと説明したのになぁ)
と心の中で思いながら
丁寧に何度も同じ説明をするうちに…
はたと気づいたそう。
「私たち大人は "自分たちの経験" という
引き出しの中から、すぐに色のイメージが引き出せるけれど
こどもたちは、まだまっさらな状態。
こどもたちが理解できていないのなら、
それは自分の伝え方が違っていた。」と。
そこで、先生はいくつか実をつみとり
硬い実、青い実、ピンクがかった実、食べ頃の赤い実…の順に並べ
本物の実の成長の経過を一覧にして、
子どもたちに見せたそう🎨
言葉ではなく、一目で理解できるように。
こどもたちは今度こそ
「わかった!」と、熟した実を自分で判断して、
実をつみとり、美味しい実を食べることに成功✨
はじめは、その見本を見ながら考えていた子どもたちも、次第に感覚を掴み、
見本を見なくても食べ頃の実を選べるように…✨
その後、先生に質問しに来ることはなかったそうです。子どもたちの中でストンと納得できたんですね💓
先生は
「こうやって、日々子どもたちから学ばせてもらっている。こどもたちがどうやったら理解することができるのか?伝わるのか?
指導者として、考えさせられた出来事だった。
子どもたちが理解できるようになると、
また新たなステップへ進めます。」とお話しされていて…
ベテランの先生でしたが、
その考え方や教育に対する姿勢は、
ピアノの指導や子育てにも通じることだなぁ…と感じ
わたしも見習いたいと思った
とても有意義な時間となりました🙏😌
今でも大切に心に留めてます💐